中世歌物語 オーカッサンとニコレット
ストーリー
♪何誰が聞こし召さらうや ニコレットにはオーカッサン
♪何誰が聞こし召さらうや ニコレットにはオーカッサン
二人の眉目よき若者の
古き伝えの喜びや
面輝ける乙女ゆえ
若者忍べる大難儀
樹てた手柄の良き詩句を…
ここは中世ヨーロッパのある街。

ボーケールとヴァランスの戦いが続く中、
ボーケールの城主ガランの息子オーカッサンは、
もともと奴隷であったニコレットに恋焦がれておりました。
が、城主ガランは大反対。ニコレットの追放を命じます。
それからしばらく経ち、
戦況が悪化してまいりました。
ガランは悲しみに暮れる我が子に、
「不甲斐なき奴!倅よ、武器を執り戦いに出でよ」
と焚きつけます。
オーカッサンは答えます
「ならば、ニコレットをそれがしに」
しぶしぶ承諾した城主ガラン。
しかし約束は守られず・・・
歌は雅に物語
優に品あり仕組みよし
何人途方にくるるとも
悲しみ苦労のあろうとも
これを聞きなば癒え果てて
心晴なむ喜びに
さても優しき物語♪
演出ノート
恋心に今も昔もない
「オーカッサンとニコレット」は韻文と散文とで語った昔の文学作品であり、
それは13世紀の初頭の頃、今から700年も前にフランス北部で作られたと思われる夢物語である。
「暗黒時代」と後に呼ばれる中世ヨーロッパに咲いた美しく、まことに優雅な人間的な、
そして古典復興に遥かに先駆する文芸復興の「早咲きの花」的存在だと思われます。
当時の風潮を考えると非常に自由で優美な人生観への欲求が見られます。
恋人と一緒ならば老いぼれ僧侶共と天国に行くよりは、むしろ地獄に落ちたいと願う若者があり、
愛する人のためならば困難を乗り越え行く才知撥刺の美女があるのです。自然に目覚めた人間性、
翼を広げた想像力の現れであるのか、かなり自由な想像力が生んだ作品である事は間違いありません。
何しろ不思議な作品です。~三浦克也/脚本・演出NOTEから抜粋~
キャスト
Cast
語り部・・・・・夏 夕介
語り部・・・・・葛城ゆい
オーカッサン・・氏田 昌
奥住昌敏
ニコレット・・・吉田美千代
直江美由己
金澤博、馬場清人、KENTARO、竹島利仁、
松田真一、小村作真、一条はるか、永田智子、山中なつ子、
多賀三剛、市村敬恵子、宮下美和、鈴木ハルミ、権藤あかね、PON、
大江尚毅、大岩かおり、尾島佐知子、今津朋子、池田敏子、進の助、
竹内一貴、沖綾子、中谷真希枝、荻美沙樹 *初演時キャスト
公演アンケートより
公演アンケートより
●前回の作品からは想像も出来ない世界がここに広がっていました。
…まるで昔の映画を見ているような、それでいて新鮮さがすごく伝わってきました。
この舞台、演出の方も、俳優の方々も大変だったのではないでしょうか?
ますますこれからのシアタージャパンの作品に興味がわいてきました。ありがとうございました。
東京都 32歳 女性
●ダンスがかっこ良かったです。タップとか大好きなのですごい面白かったです。
語りや、芝居がとても笑えました。 神奈川県 18歳 女性
●どんどん引き込まれていく舞台でした。笑いも入っていたけど、
雰囲気を壊さずさらに面白くて素敵でした。 東京都 20歳 男性
●絶妙なタイミングで笑わせる箇所を挟み、見る側を飽きさせない所が素晴らしいです。
今日はとても良いものを見せて頂きありがとう御座いました。 東京都 20歳 男性
●こういう形を進行するミュージカルを初めて観ました。
語り手と演技車の間のやり取りがとても面白かったです。役者に台詞が無いので、
その仕草・表情、特に歌には感情があふれんばかりに集約されていました。
だからこんなにも思いが伝わってくるのだと思います。幕が上がってから終わりまでワクワク感が尽きませんでした。
多くの方が何役か演じていましたが、その代わり身の速さには驚きました。 埼玉県 40歳 男性

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