HAND in HAND
~心と心の回想録~

脚本:三浦克也 / 音楽:大澤紀彰

「これから始まる物語、フィクションでありながら実際に起こっているかもしれない物語。
子供と子供、大人と子供。一人一人が主人公である群像劇。全て人間が織り成す物語…。」

物語はとある学校にあるひとつのクラスから始まる…
八木昭彦(チビ)はクラスメイトの一部から悪質ないじめを受けていた。
その日もチビは登校するなりいじめを受けていたが、それは他のクラスメイトにとっても当たり前の光景となりいつもの事と見て見ぬふりをしていた。

しかし、その日は違った。
イジメにあっているチビを見かねた木内冴子(サエコ)はついにみんなの前でキレた。
さらには自分のおかれている状況に耐えかね飛び降り自殺を図る。

冴子の思いもかけぬ行動にクラス中が騒然となり、クラスに不協和音が広がる。
そしてその日以来不登校になるチビ。

なんとか一命を取りとめた冴子だったが、同時に薬物中毒であることが判明。
冴子をここまで追い詰めた過去とは・・・

また不登校になったチビのイジメは家にまで及ぶ。
チビの両親はただただ戸惑うばかり・・・
そんな中、クラスのみんなはさらにバラバラになっていく。

はたして再びみんなに笑顔が戻る日はやって来るのだろうか…。